最近、アイフォンでアプリを起動中に落ちやすくなったという声を聞きます。
原因は『iphone4を使い始めてから1年経ったので老朽化が進み故障しやすくなった?』『私のiphone4sは故障しやすい不良品を掴まされた?』『OSをiOS5にアップデートしてからおかしくなった?』『そもそもiphoneが悪いのではなく、アプリ自体が悪い、アップデートで早く直してくれ!』等、人によって様々な仮説を立てる人がいますが、これらの仮説のほとんどは正しくない場合がほとんどです。
アイフォンのアプリが落ちやすくなった本当の理由
大概の原因はアイフォンのメモリー不足です。最近のアプリはクオリティーが高いアプリが多い為、メモリー消費が多いアプリが多く、メモリーが足りなくなったのでアプリが落ちたりしやすくなったり不安定になったりしているのです。
アイフォンのメモリー不足を解消するには、アイフォンのメモリーを開放する必要があります。
そもそもiphoneのメモリーの役割とはなんなのか
りんごジュースに例えてみることにします。あなたは一軒家に住んでいます。自分の部屋は2階、りんごジュースがある冷蔵庫は1階の台所にあります。りんごジュースを飲みたい時には2階からわざわざ1階の台所まで降りていかないといけません。毎回それはめんどくさいよね、ということで自分の部屋に小型の冷蔵庫を置きました。
上記の文をそれぞれ置き換えます
- りんごジュースをiphoneアプリのデータに
- 1階の冷蔵庫をハードディスクに
- 自室の小型冷蔵庫をメモリーに
つまり、ハードディスクからiphoneアプリのデータを取りに行くのは時間が掛かる為、アプリのデータをメモリーに置いているという状態なんです。
メモリーにアプリのデータを置いている為、遊ぶ時にすばやくアプリを立ち上げることが出来ます。はじめて遊ぶアプリと一度遊んだアプリの起動時間が違うのはメモリーのおかげなんです。
でも、メモリーのアイフォンに搭載されているメモリーの容量はけっして大きくありません。iphone4、iphone4sともに512MBしかありません。
iphoneアプリが落ちやすくなったり、不安定になっているのはメモリー容量がいっぱいになっているから。最初にメモリーのことを自室の小型冷蔵庫と例えましたが、小型冷蔵庫の中に、食料を詰め込みすぎてドアが閉まるか閉まらないかぎりぎりいっぱいになっている状態なんです。
アイフォンアプリを落ちにくくするにはメモリーの開放をする必要がある
いっぱいになったメモリーを開放する。つまり、小型冷蔵庫の中身を空にすることで、メモリーに余裕が出来、アプリの動作は安定しやすくなります。
アイフォンのメモリーを開放させる方法
再起動させる。その名の通り、アイフォンを再起動させます。再起動手順はiphone上部右にあるスリープボタンを長押し。すると電源オフという画面になります。
赤のカーソルをスライドさせ、電源オフにし、またスリープボタンを長押しして起動させることで再起動は完了です。
ただ、この再起動という手順、全て終えるには3分ぐらい掛かります。
メモリーを開放させる手段はiphoneの再起動だけじゃない
メモリーを開放させる手段は1つだけではありません。もっと楽にすばやく開放させる手段があります。それがこれから紹介するアプリです。
iMemoryGraph
iMemoryGraphというアプリをダウンロードすると再起動に数分掛けなくても一瞬でメモリーの開放が出来ます。手順は以下の通り
iMemoryGraphを起動
FREEと書かれた残りメモリー容量は32MBしかないのかぁ。さぁ、開放させようっということでゴミ箱アイコンを下にあるイナズマみたいなアイコンをタップ
ポチっとタップした瞬間、1秒も経たないうちにfreeが256.1MBまで増えました。念の為、もう一度イナズマのアイコンをタップ
今度はfreeが310.4MBに、さらに調子にのって何度かタップしましたが、これ以上は増えませんでした。とはいえ、はじめ32MBしかなかったのが、たった2回メモリー開放ボタンを押しただけで310.4MBまで増えたのは上出来だと思います。
これらのことが出来るiMemoryGraphは下記からダウンロード出来ます。ただし、メモリーの開放機能を使えるようにするには85円課金しなければなりません。
アプリでメモリー開放できるんだったら、最初からアップルの方でiphoneの機能として標準装備させておいてよ!って思うところもありますが、実際、時間を掛けずにアイフォンのメモリーを開放させるにはこういったアプリに頼らなければいけない状態です。
課金といっても、最初の85円だけだし、快適にアプリで遊ぶことを考えればiMemoryGraphをダウンロードしておいて損はないと思いますよ。